こんにちわ、keitanです。
今回は、フリーランスの知り合いのところに社員として働くようになった人がいるということで、その方とお話してきた話になります。
会社員から、保証もなにもないベンチャーにいこうと思った理由などを知りたくて、食事会をセッティングしました。
会社員からフリーランスやベンチャー企業を考えているかたの参考になれば幸いです。
登場人物
最初に登場人物の整理をさせてください。
- 私
- uさん(フリーランスの知り合い)
- nくん(前の会社の同僚)
- sくん(知り合いの社員になった子)
- yさん(私の相方)
sくんが、500人規模の会社からuさんのところで社員として働くということでしたので、どのような人なのか知りたかったお話です。
uさんは前の会社の同僚で、2019年1月からフリーランスとして活動するようになった方です。
知り合ったきっかけ
ある日、uさんが「社員として4月から一緒に働く人が増えるんだ!」という話をしてきたので、どんな人で何が得意な人なのか知りたくて、食事会のセッティングをしました。
nくんやyさんは、後に一緒に仕事をする可能性もあったため、顔合わせぐらいしておいてもいいかなと思い、5名で話をすることになりました。
sくんの情報
以下のような感じです
- 31歳
- 男性
- ITエンジニア
- 都内勤務
働き方などについて
簡単な自己紹介が完了したあと、どんな思いで会社を辞めてこれからどのようにしていきたいのかなどを具体的に聞いていきましたが、結構ヤバイなーという印象でしたので、これからの働き方を考えている人の参考になればと思います。
会社を辞めようと思った理由
同じ現場に配属されている、20歳程度上の先輩社員の給与事情を知ったところ、「会社に未来はないな」「頑張っても給与増えないんだ」ということがわかってしまったとのこと。
現場自体も技術的なことがあまり身につくところではないため、転職をしようと考えていたところ、たまたま同じ現場だったuさんに誘われたということでした。
まぁ、よくある理由ですね。
私も、昔務めていた会社では監視の仕事をしていましたが、技術的な仕事ができるようになって給与を上げたかったので上司に相談したことがあります。
構築や設計がしたいので現場移動を申し出たところ、経験がないとその現場にはいかせられないと言われました。
は? これから学びたいと言ってるのに経験ないと配属できないってどういうこと?
その会社はその後すぐ辞めました。
sくんも同じような心境だったのかなと、昔の自分を振り返ってしまいましたね。
待遇について
以前の会社
年収で言うと450万円程度との話でした。
しかし、稼働時間は月200hはあるので残業代込みで考えると少ないのかなという印象でした。
ちなみに賞与も込みでこの年収らしいので、ベースが低いのでしょうね。
福利厚生は当然完備されていますので、そこはちゃんとした会社のようです。
まぁ、これもよくある普通の会社かなと思いました。
uさんのところ
- 月35万円
- 社保なし
- 残業なし(配属現場次第)
- 新しいスキルを学び中(Linuxやりはじめた 現場次第)
まず年収だと420万円は保証されているようです。
現場次第ですが、いまのところは残業もほぼないとのことでしたので、時給ベースは以前の会社よりは多いのかなと思いました。
スキルに関しても、彼はwindowsしか触ってこなかったらしいので、Linuxの勉強ができるということで、現在はLinuxを使ったインフラをはじめたようです。
問題は社保ですね・・・
個人事業主が人を雇う場合、法人とは違うので必ずしも厚生年金と健康保険の負担をする必要がないのですよね。
s君に聞いたところ、国民年金と国民健康保険ということでしたので、保険周りに関してはフリーランスの私と同じ状況ということになります。
フリーランスは保険周りが弱いのがデメリットなので、会社社員として働くうえでのメリットが受けられないのは大問題ですね。
個人的にはuさんやりやがったなぁー(搾取しやがったなぁー)って思いましたね。
本来会社として負担する部分をやっていないので、sくんに渡す給与以外はすべてuさんの取り分になりますので、かなりの搾取をしていることになります。
いわゆるブラックというやつですw
しかし、本人が納得して入ったようなので全否定するのもどうなのかなと思いあまり言いませんでした。
私なら社員にはならないよってことは伝えましたが・・・
おそらくですが、現状があまりいい環境ではなかったので、目先の金だけに釣られて大して考えないで行動してしまったのかなと思われます。
uさんも「今より金よくなるよ!」しか説明していないのでしょう。
sくんは自分が会社員のつもりなのですが、uさんは法人化してないので個人事業主であると認識はしていないようでした。
当然、保険周りも確定申告も意識していなかったのが、話をしているうちに明るみになっていきます。
さすがにヤバイと思ったので、簡単に説明とアドバイスをしておきました。
目指すところ
そんなこんなですが、私の相方のyさんがsくんを気に入ったらしく育てたいようです。
- 何歳までに年収はどれぐらい稼げるようになりたいか?
- どのようなエンジニアを目指してるか?
このような内容に絞ってヒヤリングを続けました。
何歳までに年収はどれぐらい稼げるようになりたいか?
ちなみにuさんのところで37歳ぐらいまでにその年収いけるイメージある?
ないんかい!!
イメージできないなら無理だと思うから、uさんのところでやってても意味ないんじゃないかな?って伝えました。
会社員として指示されたことしかやってこなかったので、あまり思考はしていないようですね。
IT業界だけではなく、そんなんじゃどの業界でも駄目だよ!
稼ぎたい金額を決めて、それにたどり着くには何をしないといけないのか考えないといけません。という内容をお話しました。
どのようなエンジニアを目指しているか
特にはない模様。
スキルセットを見せてもらいましたが、正直エンジニアとは呼べないスキルセットでしたね。
辛口ですいません・・・
これまでwindowsだったのがLinuxを身につけたいという気持ちはあるようなので、いい傾向ではあるかなと思いました。
インフラをやろうとしているので、パブリッククラウドであるAWSなどは興味あるか?と尋ねたところ、興味はあるがよくわかってないとのことです。
パブリッククラウド使えるようになると、仕事のできる幅も広がるし単価もあがることを伝えると、やってみたいなと言いました。
なので勉強会をすることになりました。
まずはどんなことができるのかを説明するのを第1回にしようと考えています。
けいたんの考え
このような人のヒヤリングをすることが最近増えてきたのですが、私の感じた意見をまとめておこうと思います。
お金を優先するべき
「仕事で優先していることってなんですか?」って質問を必ずするのですが、みなさん答えるのは「金」とは言わないんですよね。
大体の人は、「人付き合い」という当たり障りのない答えを出してきます。
たしかに人付き合いは大切です。
いい人と仕事ができるとストレスも溜まりにくいし、楽しく仕事ができます。
少しぐらい辛いことがあってもがんばれます。
でも、「仕事はなんのためにしていますか?」ということを考えてください。
生活のためですよね?
趣味で仕事をしているって人はほとんどいないと思います。
生活はお金がないとできませんよね?
ということはお金を稼ぐために仕事をしています。
同じ仕事内容で給与が違うなら、間違いなく給与が多い方を誰もが選ぶでしょう。
そのほうが生活が豊かになるからです。
お金がすべてとは言わないですが、お金がないと何もできないのも事実です。
思考が停止している人や、お金を稼げない人はここがわかっていない人が多いです。
お金も増えないのに仕事で使う技術的な勉強をする人なんていません。
「目標のお金を稼ぐためにはどうすればいいのだろう?」ということをよく考えて行動していけば、おのずとやるべきことが見えてきます。
稼げるイメージをしっかりもつ
なんとなくやってる人と、イメージをしっかりもってやってる人とでは、結果にかなりの差がでます。
前述での「稼ぐお金の目標」ができたら、それを達成するための具体的なストーリーをしっかり考えたほうがいいです。
なんとなくやってる人は、仕事や生活に困りはしませんが、給与も仕事内容もなんとなくでしかやれません。
大きく給与を増やすことはできないでしょう。
金は稼ぎたいけど努力はしたくないって人もいますが、そんな人は諦めたほうがいいです。
現在稼いでいる人は、何かしら努力をしているものです。
私も年収を上げたくてエンジニアになるために、休日もつかって勉強するなど結構努力もしてきたものです。
まだまだいろいろなことを勉強中ですけどね。
「目標達成までのイメージをしっかりもって努力する」これマジで大事です。
まとめ
- 稼ぎたい金額の目標をもて
- 金額目標達成のためにやるべきことのイメージをもって努力しろ
- 搾取されないように条件面は詳細に把握するべし
sくんにはかなり厳しい意見を伝えたのですが、1つでも理解してくれていれば嬉しいですね。
その場ではわかったとは言っても、まったく理解してない人が多いので少し心配しています。
相方のyさんがsくんを鍛えて引き込みたいと言っているので、一緒にがんばっていけたらと思っています。
私も昔は何も知らなくて搾取されていた側でしたから、sくんにはそうなってほしくないですからね。
会社員の人も、フリーランスの人も思考停止するのではなく、よく考えて搾取されないように立ち回っていきましょう。